古くなった中古住宅をリフォームして、外国人観光客に愛される宿泊施設に生まれ変わりました。
日本の伝統的な家屋を活かしつつ、モダンな快適さをプラスしたリノベーションの過程や、ゲストに喜ばれるポイントをご紹介します。
これから民泊やゲストハウスを始めたい方、リフォームに興味がある方のお役に立てれば幸いです。
なぜ古民家を宿泊施設に？プロジェクトのきっかけ
みどり市にひっそりと佇む築50年以上の古民家。
長い間空家だったこの家は、傷みが進み、取り壊しの危機に瀕していました。
しかし、歴史ある建物には独特の魅力があり、「この家を活かしたい」という思いからプロジェクトがスタートしたのです。
昨今、外国人観光客が増える中、彼らが求めるのは「本物の日本体験」
ホテルとは異なる、伝統的な日本の暮らしを感じられる宿泊施設を造りたいと考えました。
リフォームなら、コストを抑えつつ、環境にも優しい選択です。
リフォームのプロセス：古民家を蘇らせる
1.現状把握とプランニング
まず建物の構造や傷み具合を建築士が調査。
どんな宿泊施設にしたいか？予算を決める。
2.改修工事：伝統と現代の融合
基礎や耐震補強をし、古民家の魅力である簗や柱、畳の部分はそのまま残しつつ、断熱材の追加や窓の交換で快適性をアプデ。
ゲストにとことんリラックスしてもらえる空間を意識し、和室にはモダンな家具を配置、洋風の寝室も用意しました。
外観は古民家の風情を残し塗装は新しく。
更に、夜のライトアップで幻想的な玄関を演出。
3.最終仕上げ
完成後、施主様立ち合いで仕上がりをチェック。
建築基準法や消防法の検査をクリアし、引き渡し準備。
定期メンテで長持ちさせる。
最後に
群馬の田舎に息づく古民家が、ファミリーやカップル、バックパッカーの心を掴む宿泊施設として蘇りました。
日本の田舎体験は、外国人ゲストに忘れられない思い出を刻むこと間違えなし!!
この古民家は、群馬の自然と文化を世界に繋ぐ架け橋となり、訪れる全てのひとに「ただいま」と心から感じて頂ける、スペシャルな安らぎの場をお届けします。