【忙しい会社員必見】洗濯機の水栓開けっ放しで年間10万円の損失?プロが教える7つの節約チェックリスト

得する豆知識

【忙しい会社員必見】洗濯機の水栓開けっ放しで年間10万円の損失?プロが教える7つの節約チェックリスト
目次

はじめに:なぜ洗濯機の水栓開けっ放しが問題なのか

毎日忙しく働く会社員の皆さん、洗濯機の蛇口を開けっ放しにしていませんか?

「水が出ているわけでもないし、問題ないでしょ」と思っているかもしれませんが、実はそれが大きな間違いなんです。

THR FACTORYでは、これまで数多くの住宅リフォームを手がけてきましたが、洗濯機周りの水漏れトラブルでお困りになったお客様を本当にたくさん見てきました。

特に、忙しい会社員の方々は、日々の慌ただしさから水栓の開け閉めを怠りがちです。

実は、洗濯機の蛇口を開けっ放しにしていても、水道代は変わりません。

洗濯機の電磁弁が働いて水を止めたり出したりしているので、使わない時は水が止まっています。

ただし、これはあくまで正常に機能している場合の話。問題は、万が一のトラブルが発生した際の被害の大きさにあります。

実際に私たちが対応した事例では、洗濯機の給水ホースが外れて水漏れが発生し、階下の住民への損害賠償を含めて100万円以上の支払いが発生したケースもありました。

今回は、そんな大きなリスクを避けながら、同時に水道代も節約できる実践的な方法を、忙しい会社員の方にも分かりやすくチェックリスト形式でお伝えします。

チェックリスト1:洗濯機の水栓管理の基本

✓ 使用後は必ず水栓を閉める

まず最も重要なのは、洗濯をしないときには蛇口を閉めるようにしましょう。

洗濯のたびに蛇口をひねるのが面倒だからと、つい開けっ放しにしているとトラブルの原因となります。

なぜ開けっ放しが危険なのか?

洗濯水栓を開けっ放しにすると、給水栓に常に水圧が掛かった状態になります。

洗濯水栓は経年劣化が起こりやすいため、蛇口を開けっ放しにしていると、劣化がさらに早まってしまう原因にもなります。

✓ 地震などの災害時のリスクを理解する

万一の地震の際には、洗濯水栓を開けていたことが原因で被害が広がってしまうおそれがあります。

地震の衝撃で給水ホースが外れたり蛇口に割れが生じたりすると水漏れによる甚大な被害が起きてしまいます。

忙しい会社員の方へのアドバイス

– 洗濯終了のアラームと同時に水栓を閉める習慣をつける

– スマートフォンのリマインダーを活用

– 洗濯機の電源を切る際に、水栓も一緒に閉める流れを作る

チェックリスト2:洗濯回数の最適化で費用対効果を高める

✓ まとめ洗いで節約効果を最大化

定格容量6kgの洗濯機で容量の4割で洗うケースと、容量の8割程度たまってから洗うケースでは、後者の方年間の水道代が約3,820円お得になるというデータもあります。

具体的な費用対効果

– 1回の洗濯にかかる水道代:洗濯機を一回回すのに26円ほどの水道代がかかっていることになります。

もし、毎日洗濯機を回しているのなら月当たり約800円年間にすると洗濯機だけで9,500円ほどに膨れ上がります。

✓ 適切な洗濯容量の管理

洗濯機の容量いっぱいまで詰め込むと、水流が発生しづらく、汚れが落ちにくくなってしまいます。

その結果、キレイに洗えないばかりか、電気や水を多く使うため、節約としては逆効果。一度に洗濯する量は、洗濯機に入る量の8割程度が理想的です。

忙しい会社員のための実践ポイント

– 平日は最小限の洗濯物(下着、シャツなど)をため込む

– 休日にまとめて洗濯を行う

– 洗濯カゴに目安線を引いて、8割の容量を視覚的に把握

チェックリスト3:洗濯コースの選択で時短&節約

✓ 汚れに応じたコース選択

通常の汚れであれば、「倍速」や「スピード」コースで十分

「標準」から「スピード」コースに変えることで、電気代が4割ほど安くなった……なんていう例もあります。

各コースの使い分け

– 通常の汚れ:スピードコース

– 軽い汚れ:お急ぎコース

– ひどい汚れ:標準コース(まとめて処理)

✓ すすぎ回数の最適化

「すすぎ」2回おこなわれるのが一般的です。もし、すすぎが1回になれば、水道使用量を3分の2になるので、約33%の節水ができるということになります。

節水効果の計算例

– 標準洗濯:105L使用

– すすぎ1回:約35L節水

– 年間節約額:約3,200円

チェックリスト4:洗濯物の入れ方で効率化

✓ 正しい洗濯物の投入順序

のほうにシーツやバスタオル、デニムといった大型で重い物を、その次にフェイスタオルやTシャツなど、最後に下着などの軽い物の順に入れると、回転がスムーズになり、汚れ落ちがよくなります。

洗濯物投入の最適順序

1. 重い物(ジーンズ、厚手のタオル)

2. 中間の重さ(Tシャツ、普通のタオル)

3. 軽い物(下着、薄手の衣類)

✓ 洗剤の適量使用

適量以上の洗剤を入れても洗浄力が上がるわけではありません。すすぎで使用する水の量が増えて、水道代が増えることになるでしょう。

忙しい会社員のための時短テクニック

– 洗剤の計量カップに目安線を引く

– 液体洗剤の自動投入機能付き洗濯機への買い替え検討

チェックリスト5:洗濯機の種類による費用対効果

✓ 縦型とドラム式の比較

電気代・水道代ともに、ドラム式洗濯機のほうが安く抑えられることがわかります。

ドラム式洗濯機省エネモードを使用できるタイプなら、より電気代をかけずに洗濯することができるでしょう。

年間コスト比較(概算)

– 縦型洗濯機:水道代約9,600円+電気代約1,800円=約11,400円

– ドラム式洗濯機:水道代約6,800円+電気代約1,600円=約8,400円

– 年間差額:約3,000円

✓ 買い替えタイミングの判断

2009年と2021年に発売されたパナソニックの洗濯機の電気代を比較すると、年間約9,000円も安くなることがわかっています。

買い替えの判断基準

– 10年以上使用している場合

– 頻繁に修理が必要になった場合

– 毎日洗濯を行う家庭

チェックリスト6:乾燥機能の賢い使い方

✓ 乾燥機能のコスト認識

乾燥1回にかかる電気料金は、約50円程度。毎日1回乾燥機能を使った場合、1カ月で約1,500円、年間では約18,000円もの電気料金がかかることになります。

乾燥機能の効率的な使い方

– 梅雨時期や花粉の季節のみ使用

– 半乾きまで機械乾燥→その後自然乾燥

– 厚手のものだけ乾燥機能を使用

✓ 脱水時間の最適化

脱水時間を長めにすると、乾燥が短時間ですみます。洗濯・乾燥したあとに天日干しする予定なら、おおよそ3分程度の脱水時間を目処にするといいかもしれません。

チェックリスト7:メンテナンスと予防策

✓ 定期的な給水ホースの点検

ゴムやプラスチックの部品は次第に傷んで伸びてしまったり、硬化して割れたりすることもあります。洗濯機の給水栓を常に開けっ放しにしていると、ジョイント部分やホース、パッキンに大きな負担が掛かり、ちょっとした衝撃で不具合が生じるかもしれません。

点検のポイント

– 給水ホースの亀裂や変色

– ジョイント部分の緩み

– パッキンの硬化

✓ 緊急時の対応準備

水漏れが起きてしまっていたら、まずはすぐに蛇口を閉めましょう。

緊急時の対応手順

1. 蛇口を即座に閉める

2. 元栓を閉める

3. 電源を切る

4. 専門業者に連絡

忙しい会社員でも実践できる具体的な節約術

朝の時短洗濯ルーティン

起床後5分で完了する洗濯準備

1. 前日夜に洗濯物を分類して投入(1分)

2. 朝一番で洗剤投入&スタート(30秒)

3. 出勤前に水栓を閉める(10秒)

4. 帰宅後に取り出し&干す(3分)

夜間電力を活用した節約法

電力会社やプランによって対象となる時間帯は異なりますが、だいたい21時前後~翌朝8時前後が多いようです。

夜間電力活用のメリット

– 電気代約30%削減

– 朝の時間を有効活用

– 騒音問題の回避

年間を通じた節約効果の試算

THR FACTORYの実測データに基づく節約効果

1. 水栓管理の徹底年間約2,000円の修理費用回避

2. まとめ洗い実践年間約3,800円の水道代節約

3. 適切なコース選択年間約2,500円の電気代節約

4. 洗剤適量使用年間約1,500円の洗剤+水道代節約

5. 乾燥機能最適化年間約12,000円の電気代節約

総節約効果:年間約21,800円

集合住宅での注意点

集合住宅の場合使っていない時は蛇口をしっかり閉めておいた方が安心・安全。万が一、漏水事故があると近所迷惑、更に多額の賠償金を支払うことになる可能性も!!

集合住宅特有のリスク

– 階下への漏水被害

– 共用部分への影響

– 管理組合への対応

洗濯機のリフォーム・交換を検討すべきタイミング

交換の判断基準

以下の症状が出たら交換を検討

– 洗濯後も汚れが落ちない

– 異音や振動が激しい

– 水漏れが頻発する

– 10年以上使用している

最新洗濯機の節約機能

最新機能による節約効果

– AI機能による最適な水量・洗剤量の自動調整

– 節水モードで最大40%の水使用量削減

– インバーター制御による電気代30%削減

専門業者として伝えたい重要なポイント

プロの視点から見た水回りリスク

THR FACTORYでは、水回りのトラブルに多数対応してきました。その経験から言えるのは、予防が最も費用対効果が高いということです。

水漏れ修理の実際の費用

– 簡単な修理:5,000円~15,000円

– 給水ホース交換:8,000円~20,000円

– 階下への被害がある場合:50,000円~1,000,000円以上

初心者でも安心して取り組める方法

段階的な取り組み方

1. 第1週:水栓の開け閉めを習慣化

2. 第2週:洗濯物の投入順序を意識

3. 第3週:適切なコース選択の練習

4. 第4週:まとめ洗いの実践

まとめ:継続可能な節約術で年間2万円超の節約を実現

忙しい会社員の皆さんでも、今回ご紹介した7つのチェックリストを実践することで、年間約2万円以上の節約効果が期待できます。

重要なのは「継続性」です。完璧を目指す必要はありません。できることから少しずつ始めて、習慣化していくことが大切です。

最後に、THR FACTORYからのアドバイス

洗濯機の水栓開けっ放しは、一見問題なさそうに見えても、実は大きなリスクを抱えています。ソレノイドバルブにトラブルが生じてしまったら、水漏れが起こる可能性はあります。

不在中にトラブルが発生して水が出続けてしまったら、床下浸水や、階下へ被害が及ぶこともあるでしょう。

私たちは、お客様の快適な住環境を守るため、小さなことからでも改善をお手伝いします。

洗濯機周りのトラブルでお困りの際は、お気軽にTHR FACTORYまでご相談ください。

今日から始められる第一歩

まずは、洗濯が終わったら水栓を閉める。

たったこれだけで、安心と節約の両方が手に入ります。

忙しい日常の中でも、この小さな習慣が大きな効果をもたらすでしょう。

皆さんの快適な住環境作りを、THR FACTORYは全力でサポートします。今回の記事が、少しでも皆さんの生活改善にお役に立てれば幸いです。

関連記事

目次